拡大鏡の新知見
#1・目と拡大鏡の距離が変わっても歪みが出ない画期的な拡大鏡!
非球面を超えたレンズ=Eschnebachの回折レンズ・4倍も発売開始!
もともと、非球面レンズは「歪まないレンズ」ではありません。
目と拡大鏡の距離によって非球面でも歪みは生じます。
非球面の設計方法とレンズの2つの面のカーブ差によって歪みが少ない距離は決まっています。
(「拡大鏡の特徴」:日本眼科紀要55:628-631,2004. 山中幸宏著)
その距離以外で見ると、非球面でも歪みが生じます。
非球面採用の拡大鏡写真。
非球面レンズは「球面」の部分と「非球面」の部分から成り立っています。
写真の中央のます目が拡大されている部分が球面部、周辺が非球面部です。
(メーカーにかかわらず、光学レンズでは
目と拡大鏡がどのような距離でも歪みが少ない回折ルーペ
Eschenbachイージーポケット1521シリーズ(8D/3倍と16D/4倍)
“回折”*という原理で光を屈折させるため、従来のようなレンズカーブがありません。
そのために歪み(収差)がどの距離でも生じないのが特徴です。
また、とても軽くスタイリッシュですね。
LEDライト内蔵で、とっても明るいのも特徴です。
サイトワールドや各学会展示でも、大変好評をいただいておりましたが、
その理由は、「どの距離でも歪みが少ない見やすさ」だったことを改めて認識しました。
(3倍:6,930円 4倍8,820円)
*「回折」の解説(^^)
光はある物体にあたった場合廻りこむ性質があります。
これを応用したものが「回折レンズ」です。
17世紀にはこの考えは立証されてましたが、一般の屈折レンズのように大きく光を曲げることが
出来なかったので、拡大鏡を始めとするレンズ分野では製品化出来ませんでした。
しかし、時は流れて21世紀になると、髪の毛1本を40枚におろすくらいの超細の線を同心円状に
作る技術をEschenbachが開発しました。
これにより従来の屈折レンズでは宿命とされていた収差(歪み)の軽減が図れる夢のレンズが誕生しました。
#2・拡大鏡を使うときのメガネは「遠用?」「近用(老眼)?」どちらが望ましい??
答えをいうと「遠用」です。メガネと拡大鏡をくっつけた場合は近用(老眼)の方が倍率が上がりますが、
目から離すと、逆に倍率は下がります。
拡大鏡と近用(老眼)鏡のように2枚のレンズを足した時の等価屈折力Feは、
Fe=F1+F2-t*F1*F2 となりますので、距離が離れると度数(倍率)も低くなることがわかります。
F1:1枚目のレンズ F2:2枚目のレンズ t:2枚のレンズの距離
なお、スタンド型拡大鏡の場合は、もともと焦点が接地面には合っていないので、
近用(老眼)鏡か自己の調節力が必要になるため、拡大鏡のレンズ部分に目をくっつけて見ない限り、
倍率は表示されたものよりも弱くなります。
